札幌市東区の医師が推薦する「はり専門」の鍼灸院

「鍼灸師の”MIRAI”は明るい」鍼灸師のための経営サミットを出ての感想。【前編】

" 臨床研究, 勉強会 "

2018年8月20日

私が所属する整動協会が主催した鍼灸師の為の経営サミットなるものに参加してきました。

全国から集まる鍼灸師の面々。ツワモノのオーラを感じます、、、。

 

このセミナーは、経営する鍼灸院が大忙しの鍼灸師5人と年商3億円を叩き出す株式会社ブレイシングの栗山先生が経営並びに集客について講義するというものでした。

 

はじまる前から会場は、鍼灸師達の熱気でムンムン。

鍼灸師ってこんなに熱量があるのだなと改めて感じます。

 

50人以上の鍼灸師が集まっています、、、

1人目の登壇者は快気堂鍼灸院の院長谷地一博先生。

 

話す前は変人的な雰囲気をかもし出していた先生、、、

話がはじまった瞬間から別人のようにカリスマ性を発揮し、会場にいる鍼灸師を惹きつけます。

 

内容は、鍼灸院の経営についてと北斗病院と整動協会が行う「プロジェクトMIRAI」についてです。

 

経営については、赤裸々に数字を出しながら自分が経営する鍼灸院についての失敗例を交えお話しされていました。

1番印象的だったのは「自分が役に立ちたい患者さんの気持ちになって考える」 あたり前に聞こえるかもしれませんが、これが一番大事だと改めて思うことができました。

心理的なテクニックではなく、ここを追求することができれば間違いなく自分が役に立ちたい患者さんは来てくれる。本質を見直すことができました。

 

プロジェクト ”MIRAI” について

 

「プロジェクトMIRAI」については、北斗病院の医師である加藤先生と整動協会で日本鍼治療標準化学会を設立し、鍼治療のエビデンスの確立をしていく。そして、「研究」「教育」「派遣」を行なっていくというものでした。

 

研究については、MEGという検査機器を使い鍼治療の効果を科学的に立証する。論文発表や新しいツボの効果についても調べていくとのこと。

 

教育については、整動協会が認定する講師と研修鍼灸師が帯同して指導しながら、病院や老健施設で臨床を積み重ね技術を高めていくというもの。技術が上がれば研修鍼灸師が研究する為の研究鍼灸師や講師となっていく仕組み。

 

派遣については、ジャスタック(日本鍼治療標準化学会)が病院や施設、企業に高い技術を持った鍼灸師を派遣するというもの。その派遣して出来た資金を研究や教育に回していくというもの。

 

この3つが回ることで、鍼の研究が進み高い技術を持った鍼灸師が増える。そして、鍼灸で救われる患者さんが多くなることで鍼灸師の社会的な地位があがる。 そんな夢のようなプロジェクトなのです。

 

このプロジェクトは医師である加藤容崇先生が発案しました。 このプロジェクトがうまくいっても加藤先生に大きな利益があるわけではないそうです。 ただ、患者さんに有益であればという気持ちからこの循環システムができたとのことです。

 

更にスゴイことにもうこのプロジェクトは動き出しています。 派遣される病院は、北斗病院以外にも決まり実際に谷地先生が派遣されています。教育と研究も北斗病院で進んでいます。 この話を聞いて時は鍼灸師の未来は明るい!!!!とはじめて思えました。

 

このプロジェクトには私も参加させて頂いています。

医師の 加藤 容崇 先生

 

検査機器 MEG(脳滋図)

2人目は、株式会社ブレイジング栗山先生。

さすが多店舗経営をされている先生。広い視野で経営理念やスタッフの教育システムなどをわかりやすくお話してくれました。

 

印象的だったのは自分の生い立ちにもふれながらマインドについてお話しされたことでした。時は有限であり、計画を立て何の為に生きるのか考えさせられました。

3人目 整動協会代表の栗原先生。

ツボネットという集客と臨床に活用できる神器とも言える存在の発表がありました。

 

正直、以前にも事前発表があったのである程度の予想はついていました。

が、、、 さすが栗原先生、、、

 

予想を遥かに超えたクオリティーをこの世に作り出していました。

 

触診する際のイメージすら画像に表現しようとしていました。脱帽です。

しかも、1鍼灸師だけではなく、複数の鍼灸師が共通のルールに沿った客観性のある治療データを蓄積し、誰でもわかりやすいように提供する。そうすることで、正しい情報が患者さんに届く。

そしてその情報が更新されていくというシステム。

 

複数の症例が更新されていくことで検索されやすくなり、患者さんが自分の症状とあったものが見つかれば、通える範囲で実績のある鍼灸院を選ぶことができる。 必要とする人に最適な判断材料と選択肢ができる素晴らしいものだと感じました。 早く運用されるのが楽しみでなりません。

 

文章が大分長くなってしまったので後編は次回のブログで、、、後編は実際に集客するためのテクニックについてです!!

 

この記事を書いた人

亮鍼灸院 

院長 永田亮太(ながたりょうた)

 

36歳 はり師・きゅう師、柔道整復師の国家資格を持っています。

高校卒業から治療院で働きながら学校に通い資格を習得。

臨床経験は13年になります。 症状を改善された患者さんの笑顔が大好きな治療家です!!

 

カテゴリー: 臨床研究, 勉強会.