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妻の姉の質問に上手く答えたい!!の巻【子宮内膜症ってなんでなるの?】PART1

" 生理痛 "

2018年1月6日

先日、お正月に妻の家族に会ってきました。

 

妻には、兄と姉がいて、父親が幼少の頃になくなっているので、絆も強い

仲の良い兄弟です。

 

お正月のおせち料理をみんなで食べながら、昔話やお母さんが好きな植物の話など楽しくお話しをしました。

皆さんは私が鍼灸師であることを知っており、

やはり謎の存在のようで色々と質問が飛んできました、、、。

(鍼は信じないと効かないんでしょ??の質問に答えるのに力が入ったのは内緒です笑)

 

その中で、婦人科疾患の患者さんも良く診ることがあると話していたところ、

お姉さんが子宮内膜症を抱えていることを話してくれました。

 

「子宮内膜症ってなんでなるの??鍼って効くの?」とお姉さんから聞かれました。

「病院でも、聞いたことがあったけど良くわからなかったのよねー」

とのこと。

 

私も簡単に答えたのですが、、、「ふぅーん」程度のなんとなく分かった位のリアクション、、、、

その時は、お酒も入っていたので(言い訳)それで話は終わったのですが、

 

帰宅後、

「もっと分かり易く説明していれば、、なるほど!!級の理解とリアクションを引き出せたのになー」

と後悔の念が沸々と湧いてきました。

 

そこで、今回はブログで、

この後悔の念を「子宮内膜症」を分かり易く説明することで晴らそうと思います!!!!

 

まず、子宮内膜症を説明する前に子宮とそのまわりの構造についてお話ししていきますね。

子宮とそのまわりの構造

子宮は人によって多少サイズは違いますが、Lサイズの鶏卵ほどの大きさで袋のような形をしています。

卵巣・卵管・子宮・膣は、仙骨・腸骨・恥骨に囲まれた骨盤の中にあります。

 

こんな感じの形をしていて、

 

 

中はこのようになっています。

 

子宮内膜症とは

 

子宮の内側をおおっている膜を子宮内膜といい、妊娠の準備をするため分厚くなり、妊娠がなく生理が始まるとその膜がはがれ落ち血液とともに体の外に排出されます。

 

この働きが周期的におこる働きを「生理」といい、この子宮内膜と同じ細胞が子宮の内側以外(子宮内腔以外)で増殖してしまう病気を子宮内膜症といいます。

 

この子宮の内側以外(子宮内腔以外)で、できてしまった細胞も生理がくると周期的に増殖したり、

はがれ落ちたりする働きをしてしまいます。

 

その為、本来ははがれ落ちて血液とともに体の外へ出る予定の細胞が出口がなく「出れない!!」

となり、体の中に蓄えられてしまうのです。

 

また、出口がなく体外へ出れなかった細胞が周りの腹膜や卵巣にくっつき(癒着)し広がってしまう場合もあります。

 

卵巣にあらわれることが多く、卵巣でたまって大きくなったものをチョコレート嚢胞といいます。

これは、出血を繰り返すとたまった古い血液がチョコレートのようみえることからです。

 

子宮内膜症により卵巣・卵管・子宮・直腸などが癒着すると、その働きが悪くなり不妊の原因にもなることがあります。

 

 

次に原因や分類など説明していきたいのですが長くなってしまいそうなので次回説明していきたいと思います!!

 

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

亮鍼灸院 

院長 永田亮太(ながたりょうた)

 

36歳 はり師・きゅう師、柔道整復師の国家資格を持っています。

高校卒業から治療院で働きながら学校に通い資格を習得。

臨床経験は13年になります。 症状を改善された患者さんの笑顔が大好きな治療家です!!

 

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