触診について学びに行く!!「触診力」の巻き【整動鍼 触診実践編】
先週の日曜日、東京に行って「触診」について学んできました。
「触診」ってなんやねん!!
と思う方もいると思うので、勝手に説明していきたいと思います。
グーグルさんに聞いてみると、
診断法の一つ。身体各部を手指でさわって、病状を知る方法をいう。
(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典より引用)
とのことでした。
この触診は、鍼灸師にとって、とーーーーーーっても大事!!
もしかしたら一番大事なことかもしれません。っと私は考えています。
触診が大事なワケ
腕のいい鍼灸師なら確実に持っているスキルそれは、「触診力」!!
(最近、ホリエモンの「多動力」を読んで「~力」を使いたかったからというのは内緒です)
なぜなら、鍼灸師は、血液を調べたり、レントゲン・MRIなどを使って検査することはできません。
私たちができる病状を知る方法は、「聞いて」「触って」「視て」「動かす」ことだけです。
そして最終的には、直接「指」で調べることになります。
「さわる」ことで原因を見つけだし、ツボに鍼を打つことで問題を解決する。
それが鍼師の仕事です。
※体全体を診ながらその人の生活習慣や体のクセをヒントに原因である場所に見当をつけ触診を行っています。
だからこそ、病院の検査で「原因不明」と言われてしまう症状を改善することに鍼灸師は強いのかもしれません。
画像で映らないような原因を見つけることを得意としているからだと思います。
そんな大事な「触診」について東京で学んできた訳ですが
印象深かったのは、「触り方」によって患者さんを緊張させてしまうことがあるということや
触診によって患者さんの痛みを共有することができるということ
また、術者(治療をする側)の力みが患者に無駄な緊張を作ってしまう
ということでした。
とっても身に沁みました、、、。
「触り方」によって患者さんを緊張させてしまう
患者さんが緊張してしまうことで、体が硬くなってしまい原因や小さなツボをみつけようとしても、なかなか見つけずらくなってしまいます。
その為にも、術者は緊張が生まれないような触り方をしなくてはいけません。
特に患者さんに触るファーストタッチは大事!!で治療効果も変わるとのことでした。
初めて来院される患者様なら、なおのこと、
潜在的に緊張感を持っていますし、鍼灸院という世の中にも謎が多いとされている所ですから涙
いきなり触らない。声かけの工夫。立ち位置。触り方。が重要。
以前からわかっていたつもりでしたが1つ1つ確認すると、
「できてないな~」
と思わせることばかりでした。
テクニック的なスキルばかりに目を向けていたことに反省、、、。
触診で患者さんと痛みを共有する
触診がうまくなれば、それだけ
患者さんと痛みのあるところを共有できます。
私)「どこが痛いですか?」
患者さん)「ここらへん全体が痛い」
と訴えられる方には触りながら痛い箇所を分け、場所をしぼり順番に押していきます。
「ココはどうですか?(指で押しながら)」
「そこそこ!!」
と言った具合に痛みを共有します。
押し方も患者さんが痛みを実感しやすいよう揺らさず、認識しやすいよう行います。
こうした工夫で、患者さんの痛みを共有できれば、その症状の変化・改善も共有することができます。
リキみが無駄な緊張を作る
患者さんに無駄な緊張をつくらせない為には、自分も脱力すること。
原因を探そう探そうとすると、手や体に自然と力が入っていき、患者さんにも自然と力が入っていきいます。
術者の無駄な力みが鏡のように患者に伝わり緊張させてしまいます。
今までは「絶対良くするぞ!!」と鼻息荒く力んだ状態で治療していましたが、、、
そんな時ほど確かに治療が上手くいくことはありませんでした、、。
これからは、言い方は、あまりよくありませんが治療に入る時は、脱力と気楽な気持ちで施術にはいるように心がけることにしました!!
こうした触診の技術を磨き、高い「触診力」を持った鍼灸師になろう!!と更に思いました。
亮鍼灸院
院長 永田亮太(ながたりょうた)
36歳 はり師・きゅう師、柔道整復師の国家資格を持っています。
高校卒業から治療院で働きながら学校に通い資格を習得。
臨床経験は13年になります。 症状を改善された患者さんの笑顔が大好きな治療家です!!