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深く息が吸えていますか? 呼吸と自律神経の、深い関係。

" 自律神経 "

2026年4月12日

「なんとなくいつも浅い呼吸をしている気がする」
「深呼吸しようとしても、うまく吸えない」
「ため息ばかりついてしまう」

こんなふうに感じたことはありませんか?

こんにちは、亮鍼灸院です。前回のブログでは、「検査では異常なし」なのに体がつらい方に向けて、自律神経の乱れと背中の硬さの関係についてお話ししました。

今回はその続きとして、自律神経と「呼吸」の深い関係について、もう少し詳しくお伝えしたいと思います。

呼吸は、唯一「意識」でコントロールできる自律神経のスイッチ

心臓の動きや消化の働きは、自分の意志でコントロールすることができません。でも、呼吸だけは違います。「ゆっくり吸って、ゆっくり吐く」と意識すれば、そのとおりに動かすことができる。

これはとても重要なことで、呼吸は自律神経に直接アクセスできる、唯一の手段でもあります。

✦ ゆっくり深い呼吸 → 副交感神経が優位になる(リラックスモード)
✦ 速く浅い呼吸 → 交感神経が優位になる(緊張・戦闘モード)

つまり、呼吸が浅くなっているということは、体が常に「緊張モード」に入り続けているサインでもあるのです。

なぜ、呼吸は浅くなってしまうのか?

「呼吸が浅い」と言われても、じゃあどうすれば深くなるの?と思う方も多いと思います。

実は、呼吸の深さは「意識」だけでは変えられないことがほとんどです。なぜなら、呼吸の深さは、体の「構造」に大きく影響されるから。

横隔膜が働かないと、呼吸は深くならない

深い呼吸をするとき、最も重要な筋肉が「横隔膜」です。横隔膜は肺の下にあるドーム状の筋肉で、息を吸うときに下に下がり、肺を広げる役割を担っています。

ところが、背中や肩甲骨まわりが硬くなると、この横隔膜の動きが制限されてしまいます。すると、どれだけ深呼吸しようとしても、肺が十分に広がらない。意識だけでは、どうにもならない状態になってしまうのです。

背中・肩甲骨まわりの筋肉が硬くなる

横隔膜の動きが制限される

呼吸が浅くなる

交感神経が過剰に優位になる

頭痛・めまい・倦怠感・不眠など

前回のブログでもお伝えしたこの悪循環。「呼吸が浅い」というのは、この連鎖のど真ん中にある、とても重要なポイントなのです。

あなたの呼吸、チェックしてみてください

自分の呼吸が浅くなっているかどうか、簡単に確認できる方法があります。

🔍 呼吸の浅さ・セルフチェック

  • ため息をよくついてしまう
  • 深呼吸しようとすると、途中で止まる感じがある
  • 息を吸うとき、肩が上がってしまう
  • お腹ではなく、胸だけで呼吸している
  • 話すとき、息が続かなくなる
  • 夜、うまく眠れない・眠りが浅い

2つ以上当てはまる方は、呼吸が浅くなっている可能性があります。

「深い呼吸ができる体」をつくることが、根本改善への道

当院では、自律神経の不調に対するアプローチとして、「深い呼吸ができる体の状態を取り戻すこと」をとても大切にしています。

そのために鍼でアプローチするのが、背中や肩甲骨まわりの「特定のコリ」です。このコリをほぐすことで横隔膜が動きやすくなり、自然に呼吸が深くなっていきます。

「呼吸しろ」と命令しても深くなるわけではありません。体の構造を整えることで、呼吸は自然と変わるのです。

実際に施術後、「なんか呼吸が楽になった」「体が軽くなった気がする」とおっしゃる方がとても多くいます。これは気のせいではなく、横隔膜まわりの筋緊張がゆるんだことで、実際に呼吸が深くなっているからです。

今日のまとめ

✦ 呼吸は、唯一意識でコントロールできる自律神経のスイッチ。
✦ 背中・肩甲骨の硬さが横隔膜の動きを制限し、呼吸を浅くする。
✦ 浅い呼吸が続くと、交感神経が過剰になり全身に不調があらわれる。
✦ 体の構造(コリ)を整えることで、自然に呼吸は深くなる。

「なんとなくいつも疲れている」「休んでも回復しない」という方は、ぜひ一度ご自身の呼吸に意識を向けてみてください。そして、もし気になることがあればいつでもご相談ください。

体に変化を感じていただけると思います。

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初めての方も、他院に通院中の方も、まずはお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

亮鍼灸院 

院長 永田亮太(ながたりょうた)

 

はり師・きゅう師、柔道整復師の国家資格を持っています。

・北斗病院鍼センター非常勤鍼灸師

・十勝リハビリセンター非常勤鍼灸師  

 

心電図にて自律神経測定を行い、鍼灸における自律神経の影響を研究しています。

 

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