【症例】ハント症候群による顔面神経麻痺|大きな心労が重なる中で発症、約6か月の経過(60代女性)
大きな心労が重なる中で発症したハント症候群|発症10日後から約6か月の経過
| 年代・性別 | 60代・女性 |
|---|---|
| お悩み | ハント症候群による顔面神経麻痺(顔が動かしにくい)、耳鳴り、めまい |
| 初診時の評価(当院) | 柳原法 4点/40点 |
| 来院時期 | 発症から10日後(2025年8月) |
| 通院ペース | 最初の約3か月は週1回、その後は2週に1回 |
| 経過期間 | 約6か月(2025年8月〜2026年2月) |
| 終了時の状態 | 日常生活に支障がない程度(柳原法 38点/40点) |
来院までの経緯
2025年8月上旬に顔面神経麻痺を発症し、病院でハント症候群と診断されて治療を受けていた方の症例です。治療を続けても顔の動きがなかなか戻らず、「ほかにできることはないか」と、発症から10日後に来院されました。
発症の少し前から、ご家族との死別などつらい出来事が重なり、大きな心労を抱えていた時期だったとうかがっています。
来院時の状態
顔の動かしにくさに加えて耳鳴りやめまいもあり、つらい出来事が続いたことや、突然の発症へのショックから、気持ちの落ち込みがとても強い状態でした。心身ともに疲れ切ったご様子で、表情や言葉からも深い悲しみが伝わってきました。
当院での評価と施術方針
発症から10日が経過しており、当院の初診時の評価(柳原法4点)からも、回復には時間がかかる可能性があると考えました。病院での治療と通院は続けていただきながら、並行して施術を行いました。
施術では、顔への鍼と手足のツボへの鍼に加えて、首・肩まわりの緊張や呼吸の浅さなど、体全体の状態を確認しました。この方の場合は、顔の動きだけを追うのではなく、心身の強い緊張をゆるめ、少しでも休まりやすい状態をつくることを大切にしました。
施術経過
はじめのうちは気持ちの落ち込みが強く、顔の動きの変化もわずかでした。焦りや不安をうかがいながら、週1回のペースで施術を続けました。
このころから、顔の動きにはっきりとした変化がみられるようになりました。顔の回復を実感されるにつれて、表情や会話も少しずつ明るく、前向きになっていかれました。
状態が安定してきたため、通院ペースを2週に1回に変更しました。約6か月の通院で柳原法38点(40点満点)となり、日常生活に支障がない程度まで回復されたため、施術を終了としました。
まとめ
ハント症候群による顔面神経麻痺で、発症から10日後に来院された方の症例です。施術を始めてしばらくは変化がわずかでしたが、発症から約3か月ごろに顔の動きの変化がはっきりし、約6か月で柳原法38点、日常生活に支障がない程度まで回復されました。
ハント症候群は、回復に時間がかかることが少なくありません。変化が見えにくい時期も通院を続けていただいたこと、そして顔の回復を実感できたことが、気持ちの面の変化にもつながっていたように感じています。
※ ここまでの経過には、病院での治療、時間の経過による神経の回復など、複数の要因が関係しています。鍼施術だけによる変化を示すものではありません。
※ 施術による変化や必要な回数、期間には個人差があります。
施術担当者からのコメント
顔面神経麻痺・ハント症候群でお悩みの方へ
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栄町院 011-839-0217 / 大通院 011-213-0722(完全予約制)
※ 本ページは一症例の経過を紹介するものであり、すべての方に同じ経過や結果を保証するものではありません。










つらい出来事が重なる中での発症で、来院された当初は、顔のことと同じくらい、気持ちの落ち込みが心配な状態でした。
顔の変化がなかなか見えない時期にも通院を続けてくださり、顔の動きが戻ってくるにつれて、表情や言葉が明るくなっていかれたことが強く印象に残っています。体と気持ちは切り離せないものだと、あらためて感じた症例です。